Before (改善前)

フランジ形状を始めとする丸物の製品は、φ100mmを超える製品の場合、径の大きさの指定により材料ならびに加工コストが大きく変動してしまいます。たとえば、φ101mmのフランジとなると、市場にφ102mmの丸材は存在せず、φ105mmから削ることになります。

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After (改善後)

例えば、φ100mmではなく、φ99mm±0.5mmでもOKであれば、そのように記載をいただくことで、φ100mmの丸棒材を用いた加工となるので、材料の購入コストを抑えつつ、加工代も少なくできますので、効率的な加工が可能となります。

POINT(要約)

このように丸棒材だけでなく、プレートも同様のことが言えますが、一般に流通している材料のサイズはJISに明記されています。ですので、加工依頼を行う際にはどの材料から削り、製造をするのかという点を検討し、図面をひくことで最適なコストでの部品調達が可能となります。機械部品の設計者の方には気を留めておいていただきたいポイントと言えます。